第7回 横浜みなとみらいカランコロン

異国情緒あふれる港町 横浜をきもので散策

  • 3人3様の華のある着こなし
  • 東明館 横浜赤レンガ店
  • 荒井屋 万國橋店

夏を迎える前に季節がちょっぴり足踏みしたような曇り空の下、きもの大好きの仲良し3人娘が集合したのは横浜・馬車道。今日はこれから歴史ある西洋建築物が並ぶ関内や赤レンガ倉庫など異国情緒あふれる港・横浜をきもの姿で散策し、文明開化の足音をめぐってみようという計画です。

この日、さくらさんは桜もようがかれんなきものに名古屋帯を合わせた正統派スタイル。浩美さんはクリーム色のきものに文庫結びの帯がポップな印象。そしてさやかさんはモダンなしまのきものに黒の帯で粋な装い。並んで歩く3人の姿はクラシカルな横浜の街並みに花を添え、道行く人々の目を引きます。

まず赤レンガ倉庫を訪れた3人はそのスケール感にびっくり。広場をはさんで立つ重厚なレンガ造りの2棟の建物は近くで見ると思いのほか高さがありました。

海を見ながら赤レンガパークを散策した後はお洒落なショップが軒を連ねる館内へ。ふと足を止めたのは占いコーナー。女子力を上げるべく、思い切って手相を見てもらうことにしました。ここ「東明館」では手相と誕生日から、開運のワンポイントや性格・才能・今年の運勢などを20分ほどで占ってもらえます。3人の表情は真剣そのもの。初めてお会いした鑑定士さんに、性格や今の状況をぴたりと言い当てられ、思わず聞き入ってしまいました。

続いて立ち寄ったのはオリエンタル雑貨店「karako」。店内には洗練されたアジアンスタイルの家具やテーブルウェア、珍しいアクセサリーがいっぱい。見ているだけでうれしくなります。中でも人気は「日時計ネックレス」。12時の位置を北に向けて傾けると真ん中の石に神秘的な光の点が現れ、それが文字盤を指すのです。その不思議な輝きに、3人の目はくぎ付けでした。

お昼は明治28年創業の老舗牛鍋処「荒井屋」でレトロなお嬢様を気取ってみることに。格子木に囲まれた路地を通り店内に入ると、そこはステンドグラスが素敵な和モダンの空間。ランチのおすすめは開化牛鍋御膳で、厳選された国産和牛を野菜とともに上品な味の割り下でぐつぐつと煮ながら頂きます。